新潟アルビレックスBBは千葉ジェッツに74-70で勝ち、3連敗を免れた。第1クオーター(Q)、13-20の7点ビハインドから第2Qに追いつくと、終盤に大卒ルーキーのPFニック・パーキンズ(23)がインサイドで爆発した。第4Qだけで13点(トータル24点)を積み上げ、勝利に導いた。

「インサイドで存在感を出せた」とパーキンズは言った。第4Qはゴール下でパワーを放出。相手はファウルで止めるのが精いっぱいで、同Qはフリースローを7本成功させた。「いつもは考えすぎてスローに影響してきたけれど、考えないで打つことができた」と無心でリングに放った。庄司和広監督(45)は「リーグに慣れていないルーキーだが、エネルギーを出してくれた」と言った。

8アシストと勝利を陰で支えたPG森井健太(24)は「(パーキンズは)体が強い。運動能力も高い。彼がリングに近いポジションをとれば、相手は嫌がると思う」と言った。年齢が近いだけに「コミュニケーションを取るようにしている」とゲーム以外でもアシスト。そんな新人外国人がリバウンドも両チーム最多の12本。ダブル・ダブルの活躍で、3連敗阻止の立役者になった。【涌井幹雄】