【メルボルン16日=吉松忠弘】テニスの4大大会、全豪オープン(20日開幕)の本戦組み合わせ抽選が行われ、2連覇を狙う世界3位の大坂なおみ(22=日清食品)は1回戦で同59位のマリエ・ブズコバ(チェコ)と対戦する。ただ厳しい組み合わせとなった。勝ち上がれば3回戦で「天才少女」ガウフ(米国)か、V・ウィリアムズ(米国)と戦う可能性がある。

ガウフは19年ウィンブルドンで15歳ながら予選から16強入り。同年の全米3回戦では大坂とも対戦した。V・ウィリアムズは4大大会7勝の大ベテランだ。このブロックの最上位ランクはストリコバ(チェコ)だが、ガウフかV・ウィリアムズが進出してもおかしくない。さらに準々決勝では18年全米決勝の再現となる、4大大会23勝のS・ウィリアムズ(米国)が待ち受けることになりそうだ。

1回戦のブズコバも14年全米オープンジュニア女王だ。若手、ベテラン、生ける伝説が次から次へと襲いかかるタフドロー。大坂は「とにかく1戦1戦、集中して戦うだけ」と努めて冷静に話した。