白血病から復帰した競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が、来年の日本学生選手権での活躍を誓った。

同選手権が終了した4日夜にSNSを更新。日大のガウンを着た後ろ姿、持田らと笑顔で並んだ写真を掲載した。

「初めてのインカレ。去年は何も貢献できませんでした。みんなが活躍するうれしさと、泳ぐことができない自分にむなしさを感じて、来年は自分が絶対出るって気持ちでこの1年頑張ってきました。今年の試合は出るだけでも自分にとってはものすごく大きいことだけど、悔しさもたくさん残る試合でした。来年こそは絶対活躍します。負けません!」とつづった。

日大2年の池江は、同選手権初出場だった。第1日に女子50メートル自由形で25秒62をマークして4位に入った。1年7カ月ぶりの復帰レースだった8月の東京都特別大会からわずか1カ月で0秒70も記録を伸ばし「第2の水泳人生として自己ベストを出したので満足感がある」とした一方で、順位について「4位は悔しいです」とも話していた。また第2日には体調不良のチームメートにかわって、400メートルリレー予選に第3泳者として出場。「自分はリレーが好きだし、リレーだと結果が出るなと感じました」と充実感を語っていた。

残り2日間は出番がなく、仲間の活躍を見守る形となった。チーム対抗で、日大は男子が総合2位、女子は総合5位だった。池江は「日大は惜しくも男子が2位という結果でした。そして(無観客開催で)去年の盛り上がりを体験できず寂しかったけど、来年また盛り上がっているインカレに出場することを楽しみに頑張りたいと思います! 応援ありがとうございました」と締めくくった。