日本トップリーグ連携機構は7日、オンラインで記者会見を開いて、女性スポーツの価値向上を図る取り組みとして「ウーマンアスリートプロジェクト(WAP)」を発表した。

同機構に所属する女子リーグ7団体(サッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ホッケー、ソフトボール、フットサル)が共同で活動。総合サイトの立ち上げ、横断的なSNS発信、コラボレーション企画を行う。同機構の田口禎則事務局長は「何か力を合わせてやらないと。男子スポーツと比較して知名度、人気、テレビ放映の数と(女子の団体が)単体でやっていくには難しいのではないか。女子スポーツの社会的価値を上げていきたい」と話した。

会見前のオンラインイベントに出席した元なでしこジャパンで、神奈川県社会人リーグ2部の男子チーム、はやぶさイレブンに加入した永里優季(33)は「横のつながりが未来に向けて大切。協力し合って価値観を高め合っていければ」。ホッケー女子の小野真由美(36)も「これからのスポーツの可能性を感じた」と新しい取り組みを歓迎した。