卓球のTリーグ男子が無観客で開幕。3連覇を狙う東京が、昨季2位の琉球に4-0で勝ち、最高のスタートを切った。

リオデジャネイロ五輪シングルス銅メダルで、東京オリンピック代表の水谷隼(31)は、3月の世界ツアー・カタールオープン以来の公式戦となり、平野友樹(28)に3-0で貫禄勝ち。「最高のスタートができて、めちゃくちゃうれしい」と喜んだ。

新型コロナウイルスの感染拡大のため、試合がなくなり、「あらためて卓球が好きだと気がついた」。11月に入り3キロほど減量しTリーグ開幕に備えたが「まだ3キロほどやせないとだめ」と気を引き締めた。「久しぶりの試合。わくわくもあり緊張もあったが、いい結果で満足している」。

延期となった東京五輪に向けての再スタートだが、水谷は「まだやるかどうか分からない。でもTリーグはあるので、五輪よりもまずTリーグに集中。それが五輪につながる」と、久々の目の前の真剣勝負で自分を磨く。