2季ぶりのGPシリーズに臨んだ三原舞依(21=シスメックス)が63・41点を記録し、7位発進した。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半)、3回転フリップとジャンプを全て着氷させ、演技後は両手を頭上に挙げて喜びを表現した。

昨季は体調不良で全試合欠場。涙の理由を明かした一問一答は、以下の通り。

-滑ってみて

三原 すごくお客様の拍手が温かくて、最後まで滑り切れて本当に良かったです。たくさんのバナーや、立って拍手してくださるお客様を見て、感謝の気持ちでいっぱいです。

-涙が見えた

三原 最初から最後まで滑りきることができたホッとした気持ちと、滑り終えた後に本当に大きな拍手をいただいて、スタンディングオベーションしてくださっている方々もたくさんいた。たくさんのバナーが見えて、本当にうれしさが心から出てきて、ふわっと涙が出てきて…。感謝の気持ちでいっぱいです。

-演技は

三原 最初の3-3(連続3回転)がベストじゃなかったので、すごく悔しいけれど、そこからしっかり切り替えて、最後まで滑り切れて、練習してきたことを信じ切れた。今日ちょっと(連続3回転が)悔しいジャンプだったので(フリーは)加点倍ぐらいで跳べるように、しっかり自信をもって滑りたいと思います。

-中野コーチからは

三原 「大丈夫。思い切って行ってらっしゃい」って言われました。中野先生の手も温かくて、すごくうれしい瞬間でした。先生がグータッチしてくださったので、すごく良かったです。

-フリーは

三原 「森の妖精さん」になりきって、最後まで力強く、壮大に出し切りたいと思います。

-同門の坂本花織と一緒のGPシリーズ出場は珍しい

三原 ジュニアを含めて初めてだと思います。特に『グランプリ初めてだね』とかはなかったけれど、今シーズン近畿ブロックから3試合、同じ試合に出ることができて、4試合目でグランプリっていうところに来られたのは、心強いですし、うれしい気持ちでいっぱいです。