女子でGPシリーズ初優勝を果たした坂本花織(20=シスメックス)が、ユーモアあふれるコメントでフリーの好演技を振り返った。

この日、第1部と第2部の間に設けられたトーク時間で「どんなところがうまくいったか」と質問された。坂本は「最後のコレオ(シークエンス)のところで(7人いる中の)1番ジャッジさんを狙っていけたところが良かったと思います」とニヤリ。視線、体の使い方が見せ場となる、2季目のフリー「マトリックス」のクライマックスを頭に浮かべた。演技全体については「なんか…『いつもの練習通りやっているな』って思いました。だいぶ落ち着いて、できるようになりました」と笑顔を見せた。

エキシビションでは初めて自らリクエストしたという「ロシュフォールの恋人たち」を初披露。白の衣装で演じ、場内アナウンスで「『マトリックス』あらため『カオリックス』を披露してもらいましょう!」と促されると、自慢のコレオシークエンスでアンコールに応えた。

12月には全日本選手権(長野)が控える。2年ぶりの女王へ、今大会の優勝を追い風にする。