日本バスケットボール協会は21日、全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ=23日開幕)に出場予定だった男子の市船橋(千葉)と、男女の土浦日大(茨城)の計3チームが欠場すると発表した。

両校とも部内で新型コロナウイルス感染症の陽性者が多数出ていた。繰り上げ出場校はなく、当該チームはそれぞれ1回戦不戦敗となる。チームの大会参加記録は「参加」として記録され、連続出場の記録は継続されるとした。

市船橋は男子バスケットボール部員39人のうち36人の陽性が判明し、10日に市からクラスターと認定されていた。現在は臨時休校中。

同校と5、6日に練習試合を行った土浦日大男子バスケットボール部では、その後、指導者1人を含めた計15人に陽性者が確認され、さらに女子バスケットボール部でも5人の陽性者が出た。現在も休校中だが、学校関係者によれば約600人対象とした追加検査で陽性者は出ておらず、学内での感染拡大は食い止められている状況とした。

両校とも陽性者の大半は無症状で、発熱などがあった一部の選手も現在は快方に向かっているという。