洛南(京都)が8大会ぶりに準決勝に進出した。第1クオーター(Q)に15-20と正智深谷(埼玉)に先行されるなど第3Q終盤まで接戦が続いたが、大石日向(3年)の連続3ポイントシュートなどで突き放した。

27得点15リバウンドと勝利に貢献した198センチの浅野ケニー(3年)は「ベンチに入れなかった同期のためにどうしてもメダルを取りたいと思っていたので、ベスト4に入れてメダルが取れたので感極まった」と涙ぐんだ。

一方で第4Q残り3分47秒に190センチの司令塔の小川敦也(3年)が、接触プレーで転倒し、左足首を捻挫してベンチに下がるアクシデントに見舞われた。「小川は捻挫。ちょっとかなり……。軽い状態ではない。明日までに戻せるかどうか心配」と、吉田裕司監督も勝利を手放しでは喜べなかった。

準決勝の相手は同じ京都のライバル東山に決まった。京都予選では82-72で勝利を収めているが「前回は僕たちがすごく対策をしたけど、今回はされる。厳しい試合になると思う」。浅野の笑顔が、このときだけ鋭い勝負師の顔に戻った。

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