5度の優勝を誇る仙台大明成(東北ブロック推薦・宮城)は、2連覇中の福岡第一(九州ブロック推薦)を撃破し、日本一に輝いた17年以来3年ぶり4強を決めた。最大10点差をはね返して64-61で逆転勝ち。両チーム合わせた優勝回数は計9度。準々決勝にして「事実上の決勝戦」とも呼べる好カードで、「八村塁2世」と称されるエース山崎一渉(いぶ、2年)が、両チーム最多29得点17リバウンドのダブルダブル、2スチール、3ブロックショットと攻守でもり立てた。

明成の大砲が第3クオーター(Q)に覚醒した。前半で波に乗れなかった山崎一だが、同Qだけで15得点。5点を追う残り4分28秒で3点シュートを決めると、同3分00秒でも連続で成功し、36-35とこの試合初めてリードを奪った。第4Qでは3点を追う同4分28秒に、越田大翔(3年)がフリースローを外すも、オフェンスリバウンドをがっちりキャッチ。素早くシュートを流し込んだ。その後、2点を追う同1分23秒には、落ち着いてフリースロー2本を決めて61-61の同点とし、山内シャリフ和哉(3年)の逆転弾へ道筋をつけた。

山崎一は「ベスト8の壁を破れてうれしい」と昨年敗退した準々決勝突破をかみしめた。「福岡第一という勢いあるチームに勝てて準決勝、決勝と勢いづけると思います」。個人としては「最初は気負ってしまい、シュートが入らなかったが、平常心で打って決め切れた」と後半に修正。佐藤久夫監督(71)は「何かラッキーというか今のゲームは運がこっちに向いていた感じがします」。OBでNBAウィザーズ八村は13年から3連覇に貢献。同じ背番号「8」を背負う山崎一も、後継者として明成を日本一に導く。【山田愛斗】

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