新年おめでとうございます。日刊スポーツのフィギュアスケート総合情報ページ「Figure365(フィギュア365)」が立ち上がった旧年中は大変お世話になりました。

先週の全日本選手権は、約10カ月ぶりの復帰戦で新プログラム2本をお披露目した男子の羽生結弦選手(26=ANA)が5年ぶり5度目の日本一の座に返り咲きました。

女子は4回転サルコーを日本人で18年ぶりに成功させた紀平梨花選手(18=トヨタ自動車)が2連覇、アイスダンスは小松原美里選手(28)小松原尊選手(29=ともに倉敷FSC)組が3連覇を遂げました。

ペアは三浦璃来選手(19)木原龍一選手(29=ともに木下グループ)組の置かれた環境に配慮し開催されなかったものの、3種目に役者がそろい、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられました。

新型コロナウイルス感染防止の観点では、羽生選手が選手と観客の意識の高さに触れ、関係者も含めた協力への感謝も踏まえて「本当に、全日本フィギュアスケート選手権というものが開催されて良かったなと思います」とスケーターを代表して総括しました。コロナが世界を変えた2020年。自粛、延期、中止と数々の我慢を余儀なくされた年の最後に、やはり試合の素晴らしさを再確認できたのではないでしょうか。

迎えた2021年。状況は流動できながら3月の世界選手権(ストックホルム)と、4月の世界国別対抗戦(大阪)が予定されています。7月1日には、いよいよ2022年北京五輪(オリンピック)シーズンが幕を開けます。日刊スポーツ新聞と「Figure365」では、あらためて、フィギュアスケート総合情報ページとして、全種目のさまざまな話題をお届けしていくとともに、ますます大会情報の発信を強化していきます。本年も、ご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。


今日の誕生日

メリル・デービス(1987年)→Pick Up!


Pick Up! メリル・デービス

米国初のアイスダンス金メダリストが、ニューイヤーとバースデーを同時に迎えました。

同じ年、同じ都市(ミシガン州ロイヤルオーク)で生まれ育った男子のチャーリー・ホワイトと10歳でカップル結成。ジュニア時代に全米選手権を制し、シニアでも08-09年シーズンに優勝。22歳だった09年には初の主要国際タイトルとなるグランプリ(GP)ファイナルで戴冠しました。


2012年NHK杯
2012年NHK杯

全米選手権は歴代最多の6連覇。GPファイナルも史上初の5連覇と、カナダのテッサ・バーチュー&スコットモイヤー組との「2強」として君臨。五輪(オリンピック)は10年バンクーバー大会で銀メダル、14年ソチ大会で団体戦が銅メダル、個人戦で悲願の金メダルに輝きます。米国のアイスダンス選手では初の快挙を、演技構成点10・00点の満点という史上初の演技で飾りました。

その後、2シーズンの休養をへて16-17年シーズンに競技復帰しましたが、18年平昌五輪は目指さないことを明言。アイスショーで活躍し、ちょうど来日していた1年前の20年1月には村元哉中、高橋大輔組を臨時指導した際の4ショットを公開して話題にもなりました。私生活では19年にロシアの男子アイスダンス選手だったフェドール・アンドレーエフと結婚しています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2017年6月19日
2017年6月19日

17年6月、笑顔で手を振る着物姿の浅田真央さん。


今日の出来事

安藤美姫が元日に新成人の抱負(2008年)

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