新潟アルビレックスBBの連敗脱出はならなかった。黒星の連鎖はチームワーストを更新する「8」に伸びた。

新潟は前半、31-36と食らいついた。第3クオーター(Q)もSG佐藤公威(36)の3点シュートなどで一進一退の攻防を続けた。47-56と9点ビハインドで始まった第4Q、PFロスコ・アレン(27)、Cジェイソン・ウォッシュバーンの連続得点などで追い上げる。残り5分45秒では66-65とリードを奪った。

だが、この直後に67-66と逆転されると要所で守備の強度を上げ、得点を重ねる川崎に徐々に引き離された。逆に新潟は要所でフリースローを外すなど、詰めの甘さを露呈した。

ただ敗れはしたが、前節宇都宮戦(7日)の67-74に続いて上位相手に終盤まで競り合う内容。「選択と集中でやるべきことを絞った」という青木勇人監督代行(47)のもと、タイトな守備から入る形ができつつあることは示した。