テニスの4大大会、ウィンブルドンが28日に開幕する。

女子の優勝争いは混沌(こんとん)としている。19年以降、行われた4大大会9大会で複数の優勝を遂げたのは大坂なおみの3度だけ。残りの6度はすべて異なる選手の優勝だ。その世界2位の大坂は欠場。同3位で19年優勝のハレプ(ルーマニア)も直前にけがで欠場に追い込まれた。ネットプレーがうまく、芝で有効な逆回転球を使える女王バーティ(オーストラリア)には初優勝の絶対的なチャンス。コート(オーストラリア)が持つ4大大会最多24度の優勝に挑むセリーナ・ウィリアムズ(米国)も狙う。4大大会の中で、6度と最も優勝回数が多い今大会は、得意のパワーが最も生かされる。それとも、再び新女王が誕生するか。見逃せない。大会はWOWOWで全日生放送、WOWOWオンデマンドでライブ配信される。