レバンガ北海道が新潟を72-69で下し、今季初の2連勝を飾った。第2クオーター(Q)序盤で最大18点差をつけられながら、逆転勝利。佐古賢一監督(51)は「出だしで失敗してしまったが、選手がよく追い掛けてくれた」とねぎらった。

流れを引き寄せたのは新加入のロングだ。第3Q残り3分で3点シュートを決め47-49の2点差に詰め寄ると、直後のジャンプシュートで、この日初めて同点に。今季自己最多22点を挙げ「戦術通り。うまく点につなげられたよ」。佐古監督は「あの2本が大きかった」と勝因に挙げた。

昨季の韓国リーグ得点王。今季、Bリーグ初挑戦で「韓国は速い展開だが、日本のリーグはゆっくり組織だった流れが特長。すべてを完璧にアジャストするには時間がかかるが、ゴール下での強みはどこにいっても変わらない」と話す。第4Q残り1分では、豪快にダンクを決め会場をわかせた。

16日のホーム開幕戦は主将橋本のチーム最多20得点で今季初勝利を挙げ、この日は208センチ、112キロの愛称「ビースト」のロングが大暴れし2連勝。本拠2戦でつかんだ勢いを、敵地での23、24日川崎戦につなげる。【永野高輔】

◆10得点にリーグ自己最多6アシストと気を吐いた山口 いい場面で得点を決め、アシストでもチームに貢献出来たのは自信になる。これで波に乗ってもっと勝利を重ねていきたい。