フェンシングの東京オリンピック(五輪)男子エペ団体で日本悲願の金メダル獲得に貢献した山田優(27)が23日、自身のツイッターで自衛隊体育学校を退職したことを報告した。同日付。

「今日まで5年近く、スポーツで日本の元気を守ることを使命とし活動してきました。その5年という月日の中で体育学校からは仲間とひとつの目標に向かうことの大切さや難しさを学びました」

「今の自分があるのは体育学校のおかげです。本当にありがとうございました」

「来年からは新しい挑戦を始めます。自分の可能性を信じ、精一杯頑張りますので今後とも応援宜しくお願い致します」(原文まま)

続けて24日、ポリバレント株式会社とマネジメント契約を結んだことを報告。「精一杯頑張りますので引き続き応援宜しくお願い致します」とツイートした。

同社は、東京五輪スケートボードのストリート男子で金メダルを獲得した堀米雄斗やサッカーJ1ヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀ら多数のアスリートのマネジメントを手掛けている。

山田は、新語・流行語大賞にノミネートされた「エペジーーン」こと日本男子エペ陣のエース。個人、団体ともに世界ランキング1位を経験するなど国際的にも有名なフェンサーだ。五輪後はテレビなどメディアにも引っ張りだこ。来年から新たな活動に挑むことを示唆していた。【木下淳】