仙台89ERS藤田弘輝ヘッドコーチ(HC、35)がリーグ戦を振り返ります。

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22年が幕開け。今年もよろしくお願いいたします! 8、9日は、本山製作所青葉アリーナで東京Zと対戦。おかげさまで連勝スタートを切ることができました。

第1戦は、今季最多の92得点。前半を46-25と21点差で折り返しと、とてもいい流れだったのですが、後半は反省がたくさん残りました。特にディフェンスが崩れてしまって、スコアが行ったり来たり。後半だけを見れば46-45と互角。とてもイライラする展開で、いいゲームとは言えませんでした。

第2戦は序盤、1戦目と同様に東京Zさんのピックアンドロール(※ボールを持った選手をガードしているディフェンダーに対してスクリーン=壁=を仕掛け、それを利用した後に、スクリーンの壁になった選手が方向転換し、空いたスペースへ走り込んでボールを受けるプレー)の攻撃に手を焼いたのですが、全体的には落ち着いたゲーム運びができたのかなと思います。21-19と互角だった第1Qの相手の勢いと、第4Qはファウルが多くて(このQだけで「7」)リズムを崩し、バタバタする場面がありましたけど、その流れを切ってゲーム運びができたのは良かったと思います。

この試合でシーズン全60試合の半分の30試合が終わりました。沢辺圭太、渡辺翔太らケガ人がいる中、30試合、よくここまで戦ったと思います。

これから次戦の22、23日のアウェーFE名古屋戦までバイウイーク(試合のない週)を挟みますが、しっかり体調管理をして、いい練習をして、残りの30試合をB2優勝に向けて戦いたいと思います。

<第1戦:仙台92-70東京Z>

岡田泰希の4本を筆頭に6人で16本の3点シュート(3P)を決め、今季最多92得点をマーク。前半は持ち前の守備が機能し25失点に抑えたが、後半は守備が崩壊。ファウルも多く、自らリズムを乱し後半は45失点。前半のリードがなければ互角の試合だった。

<第2戦:仙台91-75東京Z>

91得点と3戦連続で90点台に乗せた。第1戦の反省を生かし、自慢の守備が最後まで機能。片岡大晴、月野雅人、田中成也らが積極的にプレッシャーをかけ、相手の出足を止めたのが大きかった。8アシストに加え、4本の3Pを決めた神里和がMVPに輝いた。