北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレがプレーオフを制し、決勝進出を決めた。2年ぶり3度目の日本一に王手をかけた。

チームの本拠地で開催されている今大会。スキップの藤沢五月(31)は「食事の部分で、各選手のお母さん、家族にサポートしてもらっている」と感謝する。

家族の力が、ロコ・ソラーレの心もおなかもサポートする。試合の合間の食事などで“差し入れ”として提供されるのが家族による手料理。藤沢の母尚子さんがつくった「なすのみそ炒め」はチーム全員が絶賛したメニューの1つだそうで、藤沢は「すごく好評でした」と笑顔を見せた。

会場は無観客とはいえ、選手たちは地元のぬくもりを実感する。セカンドの鈴木夕湖(30)は「久々の地元開催をリラックスして楽しめている。地元の人から応援の力やサポートをもらっている。明日は全員で楽しみます」と元気な声で決勝での健闘を誓った。

◆日本選手権決勝トーナメント 変則方式で行われる。まずはプレーオフとして、1次リーグの1位チームが同2位チームと、同3位チームは同4位チームと対戦。1位対2位の勝者はストレートで決勝進出が決定。敗れたほうは、3位対4位の勝者と準決勝を戦う。