日本フェンシング協会の理事会が2日、都内で行われ、タレントの武井壮会長(49)が開始に先駆けて「本日フェンシング協会の理事会にて今回の合宿の件、様々な報告、議論をし、理事会後、皆様にご説明できるよう進めてまいります また、それとは別に今夜YouTubeライブにて今のフェンシング界の現状や課題、また今回の問題などお話しさせて頂こうと思います」とツイートした。

フェンシング男女エペ日本代表の沖縄合宿(6月18~25日)が、レジャー中心かつ日本オリンピック委員会(JOC)の助成金から遠征費の補助を受ける予定だった、と週刊文春に報じられた件について、理事と協議するという。

前日1日はツイート連投で経過を報告。「認められること 不適切なことが混在しており全てを否定する事はまだできませんが しかし不適切な部分に関し、世の中の皆様に不信感を与えてしまったことに対して統括責任者として謝罪致します」と会長として陳謝していた。

「今後も、更に当協会の活動、選手、スタッフの活動に関して高い透明性と健全で信頼に値するものにできるよう職務を遂行し、また疑念を感じさせるような案件に関しては直ちにご報告させて頂きます 明日以降の公式の場での発信も更に皆様のご理解を頂けるよう真摯に取り組んで参ります」(すべて原文まま)ともつぶやいており、理事会後の対応が注目される。

 

◆レジャー合宿報道 6月29日発売の週刊文春が「JOCの助成金から費用の補助を受ける予定だったエペの沖縄合宿(6月18~25日)が、当初の予定と異なるレジャー中心の内容だった」と伝えた。昨夏の東京五輪で日本初の金メダルを獲得した男子エペ団体メンバーら29人が参加。公金が投じられる可能性がある中、マリンアクティビティーや観光に興じる写真が掲載された。日本協会は30日に公式サイトで「ご理解をいただけるとは言い難い合宿運用が行われていた」と謝罪していた。