全日本王者の戸上隼輔(21=明大)が頂点に立った。東京五輪男子団体銅メダルの張本智和(19=IMG)を4-1で下した。

戸上は第1ゲームで5-11と苦しい出だしになったが、第2ゲームを13-11で制した。第3ゲーム以降は11-6、11-6、11-6と主導権を譲らず圧倒した。

今大会は24年パリ五輪シングルス代表選考ポイントの対象となる。これまでの選考対象2大会で出遅れていたが、優勝で50点を積み上げ「今、すごくうれしいです。自分の中でなかなか結果が出なくて、すごく悔しい結果ばかりだった。今回は挑戦者の気持ちを持ってプレーできました」と笑顔を見せた。

張本も今大会2位で45点を加算し、合計120点でトップをキープしている。