昨季高校2冠で、今季からシニアに挑む住吉りをん(18=オリエンタルバイオ/明大)が悩める胸中を明かした。

「練習ではできるのに、本番では…ということが続きすぎて、試合が怖くなってしまっていて。不安で足が動かなくなってしまう。今回また出てしまった」。

中盤のジャンプ、3回転フリップの着氷が乱れると、後半の3回転ルッツでは大きくバランスを崩し、氷に手をついた。4回転ジャンプの成功も期待される新鋭にとって、本来の出来には遠い内容。54・55点とした。

「克服したいんですけど、技術とかと体とか違って、沼にはまったままになってしまったなと思っています」。

現状を明かした。

原因は何か。模索する日々が続く。

「シニアになったことだったりとか、応援してもらうことが増えて、うれしい気持ちがありつつ、それに応えたい思いが強すぎて。今年はGPシリーズももらっているので、自分でプレッシャーかけちゃっているのかな、とも思います」。

10月開幕のGPシリーズも2大会に出場を予定する。「沼」を抜け出すきっかけを求めて、いまは練習、試合に臨む。

「自信があります、とは言えないんですけど、練習でできることをどこまで出せるか。少しでも練習と同じような演技を出せたらと思いながら、やっていきたいです」。

10月2日のフリーでは、4回転トーループに挑む。