昨季2位の立命館大が、神戸大に順当勝ちした。

ラン主体の攻撃で、強さを見せつけた。第1クオーター(Q)4分20秒にはRB山崎大央(2年)が42ヤード走ってTD(タッチダウン)。その後も危なげなくゲームを進め、前半に6TDを奪って42-7で折り返した。

後半はメンバーの交代などもあって苦戦し、1TD、3FGに終わったが、58-21とで勝ちきった。

大差で勝利したものの、QB庭山大空(3年)に慢心はない。「点だけ見たらそう(大勝)かもしれないですけど、締めのところまで走りきれなかったのは自分たちの弱さ」と反省する。

試合を経て、レベルアップには、点差に惑わされずにプレーをする冷静さが重要だと実感した。庭山は「練習の雰囲気をつくることもQBの仕事」と責任感を口にし「(いい流れを)いかに続けるか、が次の課題だと思う」と話した。

次戦の関大戦までは、約1カ月の期間がある。調整が困難になると予想されるが、藤田直孝監督(50)は「準備する時間がたっぷりあるということですし、けが人も増えてきていたので、休み期間が得られるのはありがたいこと」と前向きに捉え「簡単に勝たせてもらえる相手じゃないことは分かっているので。しっかり準備して臨みたい」と意気込んだ。