山形ワイヴァンズが今後の快進撃を予期させる勝利を挙げた。ホームでアースフレンズ東京Zに97-64で圧勝し今季最多の4連勝。ハビエル・カーター(31)がチームをけん引。両チーム最多19得点の大暴れで勝利に貢献した。ミオドラグ・ライコビッチ・ヘッドコーチは「選手たちが集中してよくやってくれた」と目を細めた。

立ち上がりからエンジン全開だった。第1クオーター(Q)、高橋浩平(26)の3点シュート(3P)を皮切りに得点を量産。同Qだけで5本の3Pを沈めた。31-13で迎えた第2Qは3連続失点。だが、同Q残り5分から3連続得点を挙げるなど、最大23点差がついた。

後半に入っても勢いは衰えない。第3Q開始早々、高橋が3Pを決めるなど、リードは広がるばかり。試合の主導権を1度も渡さなかった。試合終了30秒前にはトーマス・ウェルシュ(26)の2点シュートで今季最多の92得点目をマーク。下位に低迷する東京Zに快勝し、今季最少失点での今季初の4連勝で勝率「5割復帰」を果たした。会場に集まった1004人のブースターも選手たちに大きな拍手を送り、喜びを分かち合った。高橋は「今までの試合だと後半に追いつかれてしまうことがあったけど、後半も放すことができて良い終わり方ができた」と胸を張った。

上昇気流に乗ってきた。開幕月の10月は3勝6敗とスタートダッシュに失敗も、今月は攻守の歯車がかみ合い、5勝2敗と息を吹き返した。今日27日もホームで東京Zと戦う。同一カード連勝で大きな弾みをつける。