初出場の佐藤駿(18=明治大)が懐かしさに浸った。会場のパラベラ競技場では19年のジュニアGPファイナルで優勝。公式練習でリンクに立ち「雰囲気も昔と変わっていない。『懐かしいな』という風に思いました」とほほえんだ。

2週前の第6戦フィンランド大会では、フリーで巻き返して総合2位。6番手でファイナルの切符をつかんだ。わずかな準備期間で臨む今大会。8日(日本時間9日)のショートプログラム(SP)に向けて「今回のファイナルは、自分でも思い出ある場所。『頑張りたい』と思っているけれど、まずは課題のショートからしっかりといいスタートを切れるようにするのが目標。頑張っていこうと思います」と意気込んだ。(トリノ=松本航)