黒沢尻北(岩手)が完封負けで「花園16強」入りを逃した。

前半3分に先制点を許すも、1年間積み上げてきたという粘りの守備で相手の猛攻を切り抜ける。前半を最少失点でしのぎ、後半へ望みをつないだが、反撃の糸口を最後までつかめなかった。0-20。持ち味こそ存分に発揮したが、勝利には結びつかなかった。フランカー細田次大主将(3年)は「3年間やってきたことは出し切れたけど、1度もトライを奪えず、悔しいです」と涙を流し、「アタックで決め切る力をつけて全国の強豪校を倒して、目標の花園ベスト16を目指してほしい」と後輩へ思いを託した。

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