ラグビーの女子7人制日本代表「サクラセブンズ」が、歴史を塗り替えた。

世界最高峰のチームが集う「ワールドラグビーセブンズシリーズ」は22日までニュージーランド(NZ)でハミルトン大会が行われ、日本が同シリーズ過去最高の6位に食い込んだ。

この日は1~8位決定トーナメント準々決勝でNZに12-43で敗れたが、5位決定トーナメント準決勝でフランスに19-12で勝利。5位決定戦では英国に10-14で敗れたが、確かな足跡を残した。

ヘッドコーチ、主な選手のコメントは以下の通り。

◆鈴木貴士ヘッドコーチ

「前大会では自分たちのミスにより勝ち切れない試合が続きましたが、今大会は最後まで自分たちのラグビーにチャレンジすることができ、過去最高位の6位で大会を終えることができました。最後まで戦い続けた選手たちに感謝したいと思います」

◆梶木真凜(23=自衛隊)

「今回は1人1人の強みを生かしたアタックができた大会だったと思います。次のシドニー大会では、僅差の試合を勝ち切り、さらに上の順位を取れるよう頑張っていきます」

◆辻崎由希乃(28=ながとブルーエンジェルス)

「私にとって初出場のワールドシリーズで、過去最高順位の6位という成績で終えることができたことをうれしく思います。自分の強みが通用したところもあり、良い経験をすることができました」

◆中村知春(34=ナナイロプリズム福岡)

「長くかかりましたが、やっとワールドシリーズで過去の自分たちを超えることができました。全員のハードワークのおかげで、ようやく日本のスタイルといえるものが形作られてきました。ただ、自分たちでもまだ強くなっている実感が持てていないのが現状なので、この結果が実力であることを証明できるよう、次の大会も地に足をつけてハードワークをし続けたいと思います」

◆吉野舞祐(21=日体大)

「今回は私にとって2回目のワールドシリーズとなり、チーム全員がハードワークをし、最後まで戦い抜いた結果、過去最高順位となる6位で大会を終えることができました。まだ大会は続いていくので、これからもサクラセブンズの応援よろしくお願いします」