アルファタウリの角田裕毅はフリー走行で4番手タイムを記録しマシンに好感触を得た。

「とても良いフリー走行のセッションがこなせましたし、マシンバランスもとても満足できる状態です。ロングランもエンジニアから(周りとの比較を踏まえて)聞いたところでは悪くなさそうでしたし、ランの間ずっとマシンバランスも安定していて走りやすかったです」

今回からチームメートとなったベテランのダニエル・リカルドは角田から0・451秒差の14番手。しかしアタックラップをまとめられておらず、予選ではしっかりと差を詰めていくと断言している。

「明日はもう少し自分の力を引き出せると思う。今日マシンをドライブしてすでにトライできること、改善すべき点もいくつかつかめているし、現時点ではとても前向きな気持ちだよ。ユウキもとても良い1日を過ごしたようだし、全てをうまくまとめ上げることができれば、明日は良い結果になるかもしれないね」

もちろん、角田も4番手というのが実力通りだとは思っていない。

「本来の実力を出していないチームもあるのでそこは警戒しなければなりませんし『良いポジションだ』とか『トップ10だ』とは言えませんけど、今のところ内容にはとても満足です」

フリー走行1回目でのスピンで新型フロントウイングを破損させてしまい、以降は旧型ウイングの使用を余儀なくされているが、リアウイングの方が大きなアップデートであり、その効果は確認できているという。

金曜は路面温度が32度前後と低く、土曜・日曜には40~50度前後まで上がることが予想されているだけに、金曜のコンディションでは有益な決勝想定の走行が難しいと判断し、決勝では使用しないソフトタイヤでロングランを行った。しかしその扱いが難しいソフトで好感触が得られたことがポジティブであり、土曜午前に行われるフリー走行3回目が予選・決勝に向けた準備の中心になると語った。

「今日は土日に予想されている気温よりもかなり低くてあまり比較対象になりにくい状況だったので、自分達のセットアップのデータと僕自身のドライビングのビルドアップに専念しました。明日の(FP3)の方が日曜に近いコンディションになるはずなので、そこでしっかりと全部出し切っていきたいと思っています」

(米家峰起通信員)