B2青森ワッツが岩手ビッグブルズに延長の末、84-80で勝利。第1戦で93-95と競り負けた借りを返した。

前日に31得点とB2個人通算1000リバウンドを達成したジョーダン・ハミルトン(33)はこの日も躍動。チーム最多の17得点12リバウンドのダブルダブルを達成し、勝利に貢献した。岩手は今季初の3連勝ならず。第1クオーター(Q)で26-12と大きくリードするも、青森の猛追にのまれた。

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序盤は苦しかった。第1Qを14点ビハインドで終え、第2Qも一時は17点差までリードを許す展開。それでもチームは焦ることなく、堅実に差を詰めた。前半を終えて34-43。第3Q残り3分51秒で、47-46と初めてリードを奪った。第1戦で「24」あったターンオーバー(ミスによる攻守の入れ替え)を、この日は「12」に抑え、ミスで勝機を手放すこともなかった。延長も気持ちが切れることはなく、ハミルトンは「岩手はすごいハードにプレーしていて、すごいタフな試合だった。でも僕たちは相手じゃなく、自分たちに集中していたので勝てたと思っています」と振り返った。

チームを取り巻く環境が変化する中、1試合平均得点でも同リバウンドでもチームトップをマークするエースは安定感があった。「自分はプロなので、自分の役割を果たすということに集中しています。状況が難しいかもしれないですけど、『自分ができること』を頑張っています」。自身にフォーカスし、チームのためにプレーし続けているからこその結果だ。

第1戦に続きこの日も、自陣ベンチ、ゴール裏で青森の大応援団が後押し。ブースターの“青炎”によるディフェンスが岩手にプレッシャーを与えたのか、岩手は獲得した9本のフリースローのうち4本しか決められず。試合は4点差での勝利。ハミルトンは「バスケという仕事は、ブースターがいなければできない。すごく感謝しています」と、ブースターとともにつかんだ勝利をかみしめた。【濱本神威】

 

岩手は序盤の大量リードを生かせず、青森の執念に敗れた。この敗北でチームは15勝32敗となり、B214チーム中13位。B3自動降格圏にいるが、鈴木裕紀HC(46)は「選手たちは本当に毎日毎日成長しようとやってくれている。今日は負けてしまいましたけど、手応えや自信にはつながっていると思う」と前を向いた。

今後は3月19、20日にアウェーで滋賀と対戦。23、24日には今季初の宮古市民総合体育館開催で越谷と対戦する。このホームゲームも今節と同じく「東日本大震災復興祈念試合」。次節を勝ってホームに帰り、復興を願う。