競泳女子で五輪3大会連続出場の池江璃花子(23=横浜ゴム)が29日、高校1年生の“自分超え”を誓った。

都内でパリ五輪日本代表の1次合宿に参加中。2大会ぶりの個人種目となる100メートルバタフライで、16年リオデジャネイロ五輪6位入賞タイム56秒86の更新を狙う。競泳の歴代日本勢最年長33歳で平泳ぎに出場する鈴木聡美(ミキハウス)ら、女子13人が約4カ月後の大舞台へ誓いを立てた。

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同学年の友人が17歳の挑戦心をかき立てる。平井瑞希(バタフライ)が昨年の世界選手権、アジア大会で目を見張ったのは、同じ高2の成田実生が決勝に立つ姿。「堂々と戦っている姿を見て、早くその仲間に入れるように頑張りたい」と代表権獲得につなげた。今はプール外でも一緒の時間が多く、「昨日はアナウンサーごっこをしました」。話し方向上のため散歩しながら実況しあったという。「日本記録でメダル」へ、若き力を示す。