全日本5連覇の橋本大輝(23=日本生命/セントラルスポーツ)は、2年ぶり4度目の優勝に0・200点届かなかった。

5連覇を飾った4月の全日本選手権の得点を半分にした持ち点と、2位だった1回目を合わせて251・909点で準優勝。パリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)に頂点を譲ったが、2位で5大会連続の世界選手権(10月・ジャカルタ)出場を決めた。

試合後は、安堵(あんど)の表情を浮かべていた。今月3日から高熱などの体調不良が続き、練習がままならない中での本番だった。診断はインフルエンザ。「薬も処方していただいて治療をしたけど、なかなか熱も下がらなかった。体調も良くなくてズルズルと引きずってしまった」と、競技どころではなかった。

そんな中で、大会直前の14日に強度を高めたトレーニングを会場で敢行。荒療治で状態を上向かせ、2枠の個人総合の代表を堅守した。昨年は右手中指側副靱帯(じんたい)損傷により欠場していた舞台。「1種目目からできることを淡々と積み上げて、最後まで演技を通し切れた」と、まずは完遂できたことがうれしかった。

パリ五輪では団体金メダル獲得も、個人総合では連覇を逃した。3年後へ、1つ1つ積み重ねていく決意だ。「一番の目標は3年後のロサンゼルス五輪で個人総合金メダル。その間の世界選手権でも世界一を取りたいという強い気持ちがある」と、返り咲きを宣言。大舞台へ向け、万全なコンディションを仕上げていく。