2026年2月6日のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)開幕まで、今日29日で「100日前」となった。フィギュアスケート男子の22年北京五輪銀メダリスト鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が、勝負のシーズンに使用するエキシビション(EX)曲のタイトルも決定。いよいよカウントダウンが始まる節目に合わせたかのように、本人がX(旧ツイッター)で明らかにした。
「新EX『frostline』(フロストライン) ぜひ楽しみにしていてください まずはNHK杯に向けて、全力で頑張ります。応援よろしくお願いします」
鍵山の希望で、若き天才ピアニスト角野隼斗(30)が書き下ろしたオリジナル楽曲。そこまでは初夏に判明していたが、日本のエースのためだけに制作されて話題になっていた曲は、題名が公表されていなかった。「凍結線」や「氷境界」を意味する、一般的には天文学で用いられる用語となった。
角野は、クラシック界で最も権威ある音楽賞の1つ「オーパス・クラシック」で史上初の2部門受賞を果たすなど、五輪開催地の欧州で高く評価されるピアニスト。今回、鍵山が練習するスケートリンクへ実際に足を運び、インスピレーションを得て作曲した。
当時は次のようにコメントしていた。
「最初の打ち合わせで、カロリーナさんが『鍵山選手の強みは3つの“速さ”を兼ね備えていること』とおっしゃっていました。持続する高速スピード、鋭い加速力、足元の素早い動き-。初めて彼の練習を生で拝見した瞬間、不思議と音楽のイメージが自然と湧き上がってきました」
おもむくままに、壮大に仕上げられたオーケストラ曲。振り付けは、鍵山を指導するコストナー・コーチが担当した。100日後に幕を開ける五輪。その開催国イタリア出身の元世界女王とコラボレーションした珠玉のプログラムは11月9日、大阪・東和薬品RACTABドームで行われるグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯の最終日に初披露される予定だ。
角野の新アルバム(発売日未定)にも収録される「唯一無二」(鍵山)の楽曲を、一足先に銀盤と鍵盤のファンへ届ける。もちろん優勝して、エキシビションの最終盤に舞うつもりでいる。


