新十両の琴勇輝は27日、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)と愛知県一宮市の宿舎で「緊張で昨夜は眠れなかった。もう1番勝っておけば良かったと思いました」と、ほっとした表情で昇進を喜んだ。

 香川県の小豆島出身。毎日500回の腕立て伏せとてっぽうを欠かさず、ここ2、3場所で体重が約20キロ増えたという。期待の20歳は「島の人にも応援してもらっているので、前に出る相撲に磨きをかけたい」と意気込み、佐渡ケ嶽親方は「このまま幕内、三役と駆け上がってほしい」と期待を寄せた。