日本相撲協会は11月30日、福岡市内で初場所(来年1月8日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士5人を決めた。新十両は、元学生横綱の明月院改め千代大龍(23=九重)ら4人。母校・日体大の斎藤監督から、新たなしこ名を授かった。再十両は徳真鵬(27=北の湖)。年寄「西岩」を襲名した元関脇玉乃島ら、11人の引退力士も発表された。

 新たなしこ名「千代大龍」は、あこがれの千代大海から字を取った。佐ノ山親方(元大関千代大海)からは「いい名前じゃないか、頑張れ」と励まされたという。元学生横綱で、5月に幕下付け出しでデビューしたが、連敗後にケガで入院。その後、3場所連続勝ち越しで十両に上がった。「5月があったから、ここにいられる。心も体も入れ替えて、いい稽古をしていると師匠に言われるくらいやりたい」と話した。