<卓球:世界選手権>◇5日◇女子シングルス決勝◇横浜アリーナ

 世界ランキング1位で北京五輪金メダリスト張怡寧(中国)と同2位で前回ザグレブ大会優勝の郭躍(中国)の対決となった決勝は、張が4-2(10-12、3-11、11-2、11-7、11-7、11-9)で郭躍を下し、05年上海大会以来の女王の座に返り咲いた。

 立ち上がり2セットを失った張だが焦りはなかった。第3セットに一気に8連続ポイント上げこのセットを奪うと、勢いに乗りそのまま4セットを連取。試合を決めた。

 今大会は3連覇していたダブルスにエントリーせず、シングルスのみに集中。決勝を含めた計7戦でフルセットまでもつれた試合は1試合もなく、五輪チャンピオンの貫禄(かんろく)を見せつけた。「北京五輪に続き、(世界選手権でも)勝ててすごくうれしい」と笑顔を見せた。