今日から甲子園練習が始まりました! 第98回全国高校野球選手権大会の出場校が、今日から約30分間、甲子園で練習。グラウンドの感触などを確かめて本番に備えるものです。

 この甲子園練習。各チーム、グラウンド上に降りれるのは選手に、監督、部長、コーチを含めた35人。試合では、登録選手18名と記録員しかグラウンドに降りれないので、この甲子園練習では練習補助で背番号のない選手たちも甲子園を経験できる貴重な時間なのです。

 さて、今日の甲子園練習でも、背番号がついていない控えの選手たちがベンチ入りの選手たちと一緒に、短い時間ながら甲子園を経験しました。


 24年ぶりの出場を果たした北陸も、ノックに打撃練習と元気いっぱい甲子園をかけ周りました。

「今日の甲子園練習ではメンバーが甲子園でしっかり戦えるようにしっかり補助をしようと思っていました。甲子園の土の感じは、硬くていいグラウンドでした。僕にとって甲子園は憧れの場所。そこでプレーができてとても楽しかった。いい思い出になりました!」と北陸の焼野政輝君(3年・一塁)はうれしそうに答えてくれました。


 いい思い出…試合でプレーした選手だけじゃない。夏に向け、ベンチ入りの選手たちの練習をサポートしてきた選手たち。スタンドで応援した選手たち。チーム全員でつかんだ甲子園。もちろん、ベンチ入りの選手たちにとって、本番に備えて練習する真剣な時間ではありますが、甲子園練習は控え選手たちへのちょっとしたご褒美のように見えました。

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 思い出を刻む3年生の一方で、下級生にとっては来年に向けての貴重な経験に。

「今年はベンチ入りすることができませんでしたが、今日のこの甲子園の感触を忘れずに。来年はレギュラーとしてプレーができるように頑張ります!」と、気持ちを新たにしたのは、いなべ総合の2年生、加藤幹也君(2年・投手)。

「明徳義塾の練習を見ていて、ピッチャーはみんな堂々練習をしている姿が印象的でした。自分もここで堂々と投げられるように頑張ります!」(加藤君)

 少しでも甲子園の雰囲気を経験することは次への糧になるはず。来年の活躍も楽しみになってきました。


 4日まで行われる甲子園練習。地区大会を勝ち抜いた選手たちが、続々と甲子園に集まってきています。さぁ、夏の甲子園へスタンバイOK! 選手たちの熱い夏が始まります。


近江の控えの選手たちは、スタンドでカメラを向ける父兄に向かってハイ、チーズ! いい記念写真が撮れたようです! こんな写真が撮れるのも、甲子園練習ならでは!
近江の控えの選手たちは、スタンドでカメラを向ける父兄に向かってハイ、チーズ! いい記念写真が撮れたようです! こんな写真が撮れるのも、甲子園練習ならでは!