日本高野連は16日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、2年生部員が強制わいせつ容疑で逮捕された奈良・天理について、応急措置として秋季県大会の出場を差し止めないことを決めた。詳細が報告され次第あらためて同委員会で審議する。3年生部員の飲酒があった山形・酒田南は対外試合禁止処分にはあたらないと判断された。

 また部内暴力などのあった沖縄・中部商など6校と指導者5人に対し、有期の対外試合禁止と謹慎処分を日本学生野球協会審査室(25日開催予定)に上申することを決めた。上申案件は次の通り。(肩書は当時)

 【対外試合禁止】▽千葉・犢橋=部員の部内暴力▽長崎・島原中央=部員の部内暴力▽長崎・西海学園=部員の部内暴力▽沖縄・中部商=部員の部内暴力、飲酒▽岩手・一関工=部員の部内いじめ▽千葉・成田西陵=部員の部内いじめ

 【謹慎】▽愛媛・済美の部長=部員の部内暴力の報告遅れ▽石川・小松工の監督=部内暴力▽千葉・東葉の監督=部内暴力▽千葉・布佐の部長兼監督=中学生指導▽福岡・福岡一の部長=部内暴力