ソフトバンク城所龍磨外野手(30)が試合を決めるビックリ弾だ! 1点リードの7回1死二、三塁のチャンスで福田の代打として起用されると、右越え3ラン。内川がベンチで頭を抱えて驚く、9年ぶりの1発で、勝利を決定づけた。

 「まさか誰も僕があそこで出てくるなんて思っていなかったと思う。緊張どころじゃなかったが、出たらやってやろうという気持ちだった。(本塁打になって)やってもうたと思った」

 試合後は、3安打を放った06年以来、10年ぶりにお立ち台に上がった。「いつか立ちたいと思っていた」。17日の試合中には、工藤監督から“第3の捕手”として指名され、この日の試合前には、捕手のミットを使い、早出特打の時間に捕球練習をしていた城所。代走、守備固めに加え、代打、緊急時の捕手となんでも備えるスーパーサブが、この日のヒーローだった。