西武は29日、新外国人としてフェリペ・ポーリーノ投手(32=インディアンス傘下3A)の獲得を発表した。年俸6000万円プラス出来高払い。背番号は4。今日30日に来日し、31日に入団会見を行う。駒不足の先発要員としての補強で、150キロを超える直球が持ち味。

 鈴木葉留彦球団本部長(64)は「経験豊富で、走者がいる中でのマウンドさばきも慣れている」と評し、交流戦期間中にも1軍で先発させる見通しだ。今季マイナーでは中継ぎを務め、右足内転筋痛で離脱中の岸が復帰すればリリーフにも回せる。ポーリーノは球団を通して「素晴らしいチャレンジに興奮している。グラウンドで全力を尽くす」とコメントした。

 ◆フェリペ・ポーリーノ 1983年10月5日、ドミニカ共和国生まれ。01年アマチュアFAでアストロズ入団。07年初昇格。ロイヤルズ時代の12年、右肘靱帯(じんたい)修復手術を受けた。ホワイトソックスなどを経て昨オフインディアンスとマイナー契約。球種は150キロ台後半の速球にスライダー、カーブ、チェンジアップ。昨年のプレミア12ベネズエラ代表。メジャー通算97試合(先発65)13勝34敗、防御率5・22。191センチ、122キロ。右投げ右打ち。