エースの力投が呪縛を振り払った。
楽天の則本昂大投手(25)が8回1失点でリーグトップタイの6勝目。交流戦通算10勝もマークし、チームのコボスタ宮城を除く東北主催試合での連敗を11で止めた。
則本はお立ち台で「体調不良のマウンドでした」と本音を漏らした。だからこそ、「初回から飛ばしていこう」と決めていた。2回に4点を先制した直後の3回、2失策から坂口の中前打で1点を返され、ギアを上げた。2死一、三塁。セ・リーグ本塁打王の山田を155キロの速球で押し、最後は冷静にスライダーで三振に仕留めた。4回2死からの畠山の打席では、公式戦では自己最速となる156キロを計測。「郡山で勝ちたい気持ちが、そういうところで出た」。エースの気迫が「東北では勝てない」というジンクスを払拭(ふっしょく)させた。
郡山では4年連続でマウンドに上がり2勝2敗、防御率1.80。マウンドの相性のよさを披露した。「年に一度なので勝ててよかった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。



