広島先発福井優也投手(28)が右膝打球直撃のアクシンデントにも負けず6回5安打2失点で4勝目、優勝マジック20を点灯させた。

 5回には菅野の打球を右膝に受け、両肩を抱えられて一度ベンチ裏で治療を受けた。その後、マウンドに上がりチームの逆転劇が生まれた6回には先頭打者として右中間二塁打。激走で本塁生還も果たした。

 走攻守で活躍した福井は「(菅野の打球が)当たった瞬間は『もう投げられないかな』と思いましたけど、ベンチに戻ると大丈夫だったので投げました。(二塁打は)菅野君に当てられたので、どうにか打ってやろうと必死で食らいつきました」と菅野への皮肉もちょっぴり込めながらはにかんだ笑顔をみせた。