「神ってる」鈴木誠也よ、待っていろ!? ソフトバンクは主将内川聖一外野手(34)が意地の1発などで4打点を挙げ、連敗を3で止めた。2点リードの6回に試合を決める右越え17号3ラン。10日にセ・リーグ優勝を決めた広島の鈴木は合同で自主トレした間柄。自力V消滅の危機を救い、首位日本ハムと0・5ゲーム差に押し戻した。
これ以上負け続けるわけにはいかなかった。チームを自力V消滅の危機から救ったのは、満身創痍(そうい)の主将内川だ。5-3の6回2死一、三塁で右翼ホームランテラス席に飛び込む3ラン。工藤監督が両手を広げて驚く1発で、連敗を3でストップさせた。
「本塁打までは考えていなかったが、前の打席でやっとタイムリーが出たので、いい感じで打ちたいなと思っていた」
2点差に迫られた4回、2死三塁で中前適時打。さらに6回の3ラン。効果的に得点を重ね、チームに今季75勝目を運んだ。蓄積疲労による腰痛に加え、8月下旬からは相手選手との接触による首痛も抱える。7日には自打球を当て、右ふくらはぎを打撲。指名打者での出場が続き、「首も腰もどっちもあんまり(状態は)変わらない…」と表情も曇りがちだが、人一倍強い責任感がバットに宿る。
前日10日に25年ぶりの優勝を果たした広島の鈴木からも刺激を受けている。今年から1月の自主トレをともに行っている愛弟子は、シーズンで急成長。「活躍して、喜んでいる姿を見るとうれしいし、負けられない。刺激になったし、成績は現状負けているので、次会う時は(打撃を)教えてもらわないと」と、冗談交じりに拍手を送る。
工藤監督が「あれが一番大きかったと思う。タイムリーといい本塁打といい、点がほしいところで打ってくれたし、さすが4番の仕事」と絶賛した。首位を日本ハムに明け渡し、引き分け以下なら自力優勝が消滅する可能性もあった瀬戸際。柳田、細川がケガで離脱し、投手陣にも疲労の色が見えはじめている中で「神っている」後輩にも負けない大きな連敗ストップ弾だ。【福岡吉央】



