中日小熊凌祐投手(26)が投打に活躍し今季5勝目を挙げた。

 0-0で迎えた4回2死満塁で打席に立ち「(走者を)ためてもらっていたので、バットに当てようと思っていた」と、左前に先制の2点適時打を放った。プロ初の打点をマークし、自らを援護した。

 その裏に無死一塁から4番新井の左中間へ一打を打たれ、一塁走者丸が本塁へ突入。セーフと判定されたが、リプレー検証でアウトの判定に覆り窮地を救われた。6回途中まで25年ぶりのリーグ優勝した広島打線を4安打1失点。「自分の投球はできたかなと思います。ただ、点を取った後の先頭の四球があったので、そういうところを気をつけたい。球数を多く投げてしまったので、もう少し長い回をいけたらと思います」と振り返った。

 チームはマツダスタジアムで4月20日以来の今季2勝目。今年最後の広島戦を勝利で飾った。