ヤクルトのドラフト5位ルーキー山崎晃大朗外野手(23)が、28日からメキシコで開催されるU23(23歳以下)ワールドカップに派遣されることが5日、分かった。今季は7月下旬に1軍に初昇格し、7試合出場でプロ初安打と初盗塁をマークした。イースタン・リーグでは100試合に出場し、リーグ1位の38盗塁。“2軍の盗塁王”は「初めての代表ですけど、思い切り自分の良さを出していきたい。日本代表だけでなく、ヤクルトの代表としても恥じないプレーをしていきたい」と意気込んだ。

 現在は、「みやざきフェニックスリーグ2016」に参加する。ここまで2試合に「1番」としてスタメン出場し、9打数4安打3打点。さらに2盗塁と、リードオフマンとしての存在感を発揮する。身長173センチと小柄だが、最大の持ち味は脚力。新人合同自主トレ中の30メートル走では、4秒を切れば速いと言われる中、3秒94を計測。チームトップの山田の3秒8に肉薄する数字をたたき出した。世界の猛者相手にも、足で魅せる。

 ◆山崎晃大朗(やまさき・こうたろう)1993年(平5)8月11日生まれ、和歌山県出身。青森山田-日大を経て15年ドラフト5位でヤクルト入団。日大の先輩・真中監督が現役時代に着けた背番号31を背負う。173センチ、68キロ。左投げ左打ち。推定年俸800万円。