阪神金本知憲監督(48)が25日、糸井嘉男外野手(35)の負傷について、軽症との見方を強調した。前日24日に「右膝の関節炎」の診断を受け、春季キャンプは別メニュー調整が決定。古傷の再発は不安要素になるが、指揮官は動揺を見せなかった。「重症ではなさそうだし、大事を取ったということでしょう。ちょっと練習し過ぎたということじゃないかな」。糸井が人一倍、練習熱心であることは把握しており、その心中を思いやった。

 もともと、指揮官はキャンプ中の調整に関して、「もう任せますよ。何も(要求は)ない」と糸井に一任する方針を示していた。ただし、オリックスから注目度の高い阪神へのFA移籍とあって、オーバーペースになることも不安視されていた。今回のアクシデントは大事に至る手前。だが、内外野の連係など、チームプレーの練習や打ち込みなどができないため、仕上がりが遅れることは避けられない。

 それでも指揮官は「ペースを落としてやっていって、開幕に間に合わせてくれたら、言うことはないですよ」と心配していない。あくまで照準を合わせるのは3月31日、広島との開幕戦(マツダスタジアム)。慌てず、じっくり治して逆算してくれればいいとの考えを示した。

 この日は財界関係者で結成された阪神監督の後援会「6虎会」が都内で行われ、金本監督は四藤球団社長らと出席。糸井の万全復帰を信じて待つ。