ネットの後方には一般道路が通り、車も人も往来する。さらに奥には駐車場がある。万が一にも打球が越えるようなことがあれば…。不測の事態に備え、ネットの設置が緊急浮上した。

　糸井は１７日から３日間連続で屋外フリー打撃を敢行した。まだ全体練習へ合流するメドは立っていないが、今日２１日からの練習でも驚弾でファンを沸かせることは確実だ。空前絶後の飛距離を引っさげる糸井が合流したとき、阪神の攻撃力は確実にアップする。

＜阪神糸井の今キャンプ＞

　◆２月１日　球場での歓迎セレモニーに参加。宜野座ドームでバランスボールに座ったままのトス打撃。

　◆２日～５日　立った状態での強めのスイングを披露。走り方指導を受け、キャッチボールも始める。

　◆７日　当初自身でイメージしていた２月中旬での全体練習合流について「無理ですね」。

　◆８日　目慣らしのため打撃マシンのあるケージに入る。バットを振るも、トレーナーに制止された模様で２スイングで終了。

　◆９日　初めてダッシュで約４０メートルを２往復。

　◆１１日　本格的な打撃練習を開始した。マシン打撃で５１スイング。

　◆１３日　初めて室内でフリー打撃。

　◆１６日　メイン球場で初の打撃練習。初めてスパイクを履き、本屋敷トレーナーのトスを５１スイング。「さらしもんみたいで、恥ずかしかった」と苦笑い。

　◆１７日　初の屋外フリー打撃。３４スイングで柵越えは６本。

　◆１８日　２日連続となる屋外フリー打撃で４１スイングで１１本の柵越え。

　◆１９日　３日連続となる屋外フリー打撃。超満員の観客を前に３１スイングし柵越え３本。