<阪神5-7巨人>◇28日◇甲子園

 6回裏、阪神鳥谷敬内野手(29)は、2点差に追い上げる18号2ランを放ったが空砲に終わった。1-6と5点差で迎えた6回裏、先頭のマートンが右前打で出塁。2番平野が適時三塁打で2-6とし、なおも無死三塁の好機で打席に入った。初球をとらえた打球は、バックスクリーン右へ一直線。「打ったのはチェンジアップ。外野フライでも、という気持ちでした。ホームランになったのは、風です」。この一打で、先発内海を降板させたが、その後、逆転はならなかった。これで鳥谷は今季の打点が97となり、90年ヤクルト池山の持つ遊撃手のシーズン最多打点に並んだ。

 [2010年9月28日22時12分]ソーシャルブックマーク