<阪神3-4横浜>◇30日◇甲子園

 今季限りで現役を退く阪神の矢野燿大捕手(41)の引退セレモニーが、甲子園球場での今季最終戦となった横浜戦後に行われた。大型ビジョンに数々の名場面が映し出され、満員のファンから引退を惜しむように声援が送られた。

 金本や下柳、横浜の村田らから花束を贈られ、矢野は涙をこらえながらマイクの前へ。ファンに「感謝」を伝えるとともに「皆さんの前に戻ってこられるように勉強してきたい。いつの日か、この甲子園で会いましょう」とあいさつした。矢野はこの日に出場選手登録されてベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

 矢野は大阪・桜宮高から東北福祉大を経て1991年にドラフト2位で中日入団。98年に阪神に移籍後は主力として2003年、05年のリーグ優勝に貢献した。

 [2010年9月30日23時10分]ソーシャルブックマーク