遠征中の横浜は8日、名古屋から山口へ移動し、西京スタジアムで指名練習を行った。9日は日本ハムとのオープン戦。先発を務めるルーキー小林寛投手(22=大阪学院大)や、加賀、小杉、小林太ら投手陣に加え、筒香、山崎、松本ら若手野手陣も、フリー打撃などで汗を流した。

 尾花高夫監督(53)は、5イニングを任せる小林寛について「持っているものを全部出してくれれば。たくさん球数を投げて、これはプロで通用するということをつかんでほしい」と期待。開幕投手候補だったベテラン清水が、左膝の故障で出遅れていることもあり、「若い投手がどんどんいいものを出して、チャンスをつかめば、周りにも刺激になる」と、相乗効果も望んでいた。