<西武2-6日本ハム>◇23日◇西武ドーム

 日本ハムの陽岱鋼外野手(25)は7回、自打球が左すねに直撃した。ベンチ裏で治療を受け、痛みをこらえて打席に戻った直後の変化球を中前への安打とした。中田の勝ち越し二塁打の起点となった気迫の一打に「力が抜けていたので、かえっていいスイングができた」とうなずいた。

 6月28日以来の1試合3安打で9試合連続安打と、調子を上げている。「痛いけど、そんなこと言っていられない。全部フルで出たい」。チームでただ一人、フルイニング出場を続ける25歳は力強く言った。