広島坂倉将吾捕手(25)のバットが、打ち出の小づちに変わった。

2回、二塁手の手前でイレギュラーした内野安打がきっかけだった。4回は右前へクリーンヒット。そして1点リードした6回、先頭打者で巨人の左腕大江から豪快に右翼へ運ぶ3号ソロを放ち、4月16日以来の猛打賞。さらに8回の右前打で、自身3度目の1試合4安打も決めた。

試合前まで打率は1割7分2厘と大不振。「チームには迷惑かけるかもしれないですけど、初球からどんどんいこうと決めて打席に入っていた」。開き直りの精神が、本来の思い切りの良さを引き出した。

新井監督も「それぐらいは元々できる能力のある選手。これをきっかけにしてほしい」と期待する。チームは連勝で今季最多の貯金2。19日も勝ち、巨人に3連勝なら2位浮上だ。捕手としても重責を担う男は「また明日からチームが勝てるようにやっていきたい」と表情を引き締めた。

▽広島栗林(リーグ単独トップの12セーブ目で九里に初勝利届ける)「(九里)亜蓮さんに勝ちをつけたいというのは自分も思っていたので、ウイニングボールを渡せて良かったと思います」

▽広島森浦(6回1死三塁から好救援で勝利に貢献)「追い込んでから、甘いところだけにはいかんように投げていた。しっかり抑えられて良かった」

▽広島羽月(先発出場で、今季初安打がタイムリー)「その前のチャンスで凡退したので、なんとか次につなぐ気持ちで食らいつこうと思った。いい風に乗って伸びてくれた」

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