<オープン戦:DeNA5-5巨人>◇21日◇横浜

 DeNA中畑清監督(59)は、喜び半分悔しさ半分だ。0-1で迎えた7回には新戦力ブランコの同点二塁打、7番に置く荒波の3号3ランで一気に逆転。新打線が機能した。

 ところが9回には、セットアッパーに期待している新戦力ソーサがロペスの本塁打を含む5安打3失点と炎上し逆転を許してしまう。その裏に再び荒波の中越え二塁打で同点とし引き分けに持ち込んだ。

 中畑監督は「最後の粘りは今までにないパターンだね。でも巨人は主力8人いないのにギリギリしかできない。勝ちたかったなあ」と複雑な気持ちだ。昨年は4勝17敗3分けと大きく負け越し、今年の目標のひとつが巨人に勝つこと。この日も「結果にこだわる」と意気込んでいただけに、痛しかゆしの結果に終わった。